合格者インタビュー「医学部に行きたいなら、まずは工藤塾に」(東海大学医学部 合格)

寺田 啓佑くん
静岡聖光学院高校卒。2019年度入試で東海大学に合格。工藤塾長が担任を務める
(以下、敬称略)

高校時代の学力

寺田:いやもう散々だったと思います。現役時代の模試やセンター試験結果は、ちょっともう思い出したくないくらいです(苦笑)。同じ学校で、現役で浜松医科大学に合格した同級生が工藤塾に通っていて、いろいろ話を聞いていたので、受験が終わったら、すぐ来ました。

工藤:その同級生から、「根性があるやつなんです」「医師になってほしいやつなんです」と聞いていたので、頑張ってくれると思っていました。

寺田:すぐにでも勉強したかったので、新校舎に移転する直前だったのですが、以前の校舎にも少しの期間だけ通っていました。新校舎も一番乗りして、自習室の一番奥の席を確保しました。

工藤塾に来て変わったこと

寺田:2浪目の授業が始まる前に、既卒生全員に向けて、工藤先生が話してくれた「0.01の法則」をずっと意識していました。ですから、開館の朝9時前に来て、閉館の10時ギリギリまで勉強して、優越感に浸っていました。

工藤:その0.01が最後に生きましたね。

0.01の法則とは、何でしょうか?

工藤:1日1%多く努力すると、複利計算で1年で37倍以上の学習効果になるというものです。1日当たりほんの1%の差ですが、その差が明暗を分けます。もちろん、勉強は金利の計算のようにはいきませんが、少なからず差が出てくる例として紹介しました。

寺田:その言葉が、自分の中ですごく印象に残りました。どんなに疲れていても、資料集を見返すだけでもしようとか、できるだけ実践するようにしていました。

塾と家が近かったので、開館から閉館まで工藤塾で勉強して、実家ではストレスなく過ごすことができました。生活にメリハリをつけられたのが、環境的に恵まれていました。

父からも「オンとオフはしっかりと分けたほうがいい」と言われていたので、月に1度くらいは家族で食事に行って、リラックスする時間を持つようにしていました。そういった時間に、今どんな勉強をやっているかを報告したりしていました。そして、翌日からはまた朝から塾で勉強して、という繰り返しでした。

勉強で工夫したことを教えてください

寺田:5人のゼミ授業で切磋琢磨するとともに必要な学習ペースを把握し、個別指導で苦手対策をできたことが、私にとっては大きかったです。たとえば、数学では、完全に自分の苦手なところだけを集めたプリントを作ってくれて、苦手対策に集中して勉強できました。

工藤:大学別対策もみっちりやりましたね。

寺田:特に英語はそうでした。今年の東海大学の記述問題は例年より量が多く大変だったのですが、限られた時間の中で、難しい表現を使わずにできるだけ簡潔に書く練習をしてきたので、和訳も英訳もとてもスムーズに出来ました。あの練習がなかったら、どうなっていたんだろうと思うくらいです。

工藤:模試の判定は気にする必要はないと伝えました。判定で合否が決まるわけではありませんから。一番のポイントは、きっちりとした大学別対策をしてきたということです。

寺田くんは、個別授業で過去問を解かせてみても、合格点が取れていたのであまり心配はしていませんでした。過去問、あるいは予想問題で合格点を上回っていれば、受かる可能性は高いということです。模試の点数が全てではありません。過去問をやり切った強みを出してくれました。

寺田:出題傾向もそうですが、時間配分もシミュレーションしました。過去問演習をしっかりとやらないと合格は厳しいと思います。ゼミ授業でも個別授業でも、最後は過去問演習の時間が充実していました。

化学であれば「この大学はこういう問題が多く出る」、英語であれば「この長文は時間がかかってしまうので後回しにするといい」といったように、実践的な授業を受けることが出来ました。それがすごくありがたかったです。1人で意識してやるのはなかなか大変だと思います。

工藤:過去問を含め、寺田くんが対策した量は、今年の工藤塾の受験生でも1、2を争っていました。

寺田:実際に本番で解く問題で、自分がどれだけ取れるかが大事だと思ったので、過去問演習と対策には力を入れました。

東海大学は2日間受験したのですが、1日目に少し傾向が変わっていたんです。2日目はそれを頭に入れて、時間配分も含めて自分のできることをすべて出しきることができました。やはり、東海大学は2日間受験した方がいいと思いました。

工藤:今年少し傾向が変わったとはいえ、東海大学は大きな流れで見れば安定している大学です。大きくは変化してきてはいないので、きっちりと練習・対策をした生徒さんが強いですね。

東海大学の面接もしっかりと対策しました

寺田:1次合格の発表の後に、まずは工藤先生と東海大学についていろいろなことを話しました。どう答えるかではなく、自分の思いを整理して、どう伝えるかというところを再確認しました。そして、他の先生に実際に模擬面接をしていただいて、「ばっちり」と言ってもらうことができ、自信を持って本番に臨むことができました。

面接では最初に呼ばれたので、緊張する時間もありませんでした。すぐに始まったおかげで、変に考えすぎることもなく、自分の思っていることを素直に言葉にできたと思います。

面接官の方からは、私がどんな人物なのかを知りたい! というオーラがすごく伝わってきました。圧迫でもないですし、単なる世間話でもなく、入学後の進路を中心にいろいろと将来像についての話をすることができました。

印象に残っている先生を教えてください

寺田:化学のE先生です。最初は怖そうな先生だなと思っていたのですが、授業を受けてみたら、すごく面白いんです。「これはここに使われている」とか、日常生活に結びつけて教えてくれるんです。問題が解けなかったときに、「寺田くんにはこの能力が足りない」とストレートに言ってくれるんです。もちろん、グサッとくるんですが(笑)、何が分かっていないのかが明確になり、勉強しやすかったです。

私の場合だと、せかせか解いてしまって、ケアレスミスが多いという傾向があったのですが、1年間それを指摘し続けてくれました。自分が足りないところをストレートに言ってくれるのは、すごくありがたかったですし、授業もすごく分かりやすかったです。

数学では、解けなかった問題をiPadで撮影して、A先生が解説してくれた解法を確認しながら再度解くようにしていました。すると、「そうやって考えるんだ!」「ここをシンプルにするんだ!」と、細かいテクニックがすごく詰まっているんです。ちゃんと考えたら、理にかなっているんです。そういうのがすごくためになりました。

英語の篠原先生は知識がものすごいです。長文の中で出てきた単語を、「これはラテン語でなんとか」と語源まで説明してくれるので、印象で覚えやすいんです。「授業で言っていたな」となるので、忘れにくいんです。何を質問してもすぐに答えてくれますし、いろいろな知識を得ることが出来ました。生徒に答えさせていく形式の授業だったので、私はとても好きでした。

小論文の授業では、医療に関するニュースを事細かに教わることが出来ました。医学部受験生として必要な知識、情報はこの授業ですべて得ることが出来ました。ニュースを見なくても、この授業で全部カバーしてくれるんです。面接対策にもなりました。後半は、自分が思っていることをどう伝えるかを、論理的に学ぶことが出来ました。得た知識を整理して、小論文や面接でわかりやすく伝える力がついたと思います。

工藤:小論文は添削してもらわないと力がつかないものです。

寺田:そうなんです。見てもらわないと、何が良くて何が悪いのかすら分かりません。授業では、これは書かない方がいいとか、この表現はこう変えた方がいいとか、全部添削してくれました。すぐに身につくものではないと実感しています。それこそ1年間、何度もミスして、修正されたところを意識しながら書くようにしました。

後半の授業はディベート色が強くなるのですが、他の人の話を聞いたり、自分の意見を伝えたりしながらの少人数ゼミ授業というのは、面接でも非常に役立ちました。クラスに5人しかいないと黙っていることもできませんから(笑)。

面接で浪人時代の授業について質問されたことがあるのですが、ゼミ形式の授業の話をすると、「そんな塾があるんだ」と、すごく驚かれました。ですから、「そういった環境で培ったコミュニケーション能力が、医師になったときに絶対に役に立つと思いますし、有効活用していきたい」と伝えることができました。

工藤:人間が何か覚えるときに、感情と思考と身体という3つの異なる方法があります。頭だけで覚えたものはすぐに忘れてしまいます。感情や身体を使って、自分の体験にするといいんです。その最も良い方法が教えることだったり、相手に伝えることだったりします。そうすると体験記憶になるんです。

寺田:実際に、学び合いが多かったです。「これ分かる?」「これ何?」といった会話を同じクラスの人たちだったり、仲良くなった人たちとしたり、一緒に問題を解いてみたり、そういう場がすごく多かったです。人に伝える経験を多く積めたことで、理解が深まったと感じています。

東海大学ではグループで互いに役割を分担しながら問題解決に取り組むPBL(Problem Based Learning:問題解決型の学修)方式や、グループで知識を応用する能動的な学修スタイルのTBL(Team Based Learning)方式の授業が数多くあるので、工藤塾での経験が絶対に役に立つと思います。

工藤:整形外科に進むのであれば、作業療法士やレントゲン技師など、いろいろな職種の方たちとの連携が欠かせません。チーム医療でリーダーシップを発揮していくためにも、学び合いをした経験はきっと役立ってくれます。サッカー部でキャプテンを務めた経験も生きてきますよ。

寺田:ぜひ生かしていきたいです。

これから医学部を目指す人達へメッセージをお願いします

寺田:高校生のうちに医学部に入りたいと思ったら、すぐに工藤塾に来たほうがいいと思います。私自身、そうすれば現役、あるいは1浪で合格できたんじゃないかと後悔していますから。

浪人する場合も、わざわざ東京の予備校に行く必要はないと思っています。今年のクラスの仲間には、東京や名古屋の予備校に行っていて合格できず、今年度工藤塾に来た人が何人かいたのですが、その人達が合格していくのを目の当たりにしましたから。

私も昨年、2浪が決まって、工藤先生に「他の塾も見て、自分にあったところを選んだほうが後悔しないよ」とおっしゃっていただいて、大手予備校や他の医学部予備校に行ってみたのですが、塾の使いやすさや授業形式といった環境面で、明らかに工藤塾の方が恵まれていると感じました。家からも近かったですし、悩む必要はありませんでした。

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