合格者インタビュー「苦手な英語が得意科目になった」(浜松医科大学医学部 合格)

戸塚くん(静岡サレジオ高校卒)
2025年度推薦入試で浜松医科大学に合格。塾長の山﨑が担任を務める

工藤塾には中3から通い始めました

戸塚くん:先に姉が通っていて、親から勧められました。静岡サレジオと提携していますし、実際にサレジオクラス※の授業も受けさせてもらいました。

※静岡サレジオの中学生、高校生が参加できる8人以下の特別授業。中3からはエグゼコース(医学部をはじめとした難関大学進学を目指すコース)在籍者のみ参加可能

ただ、最初は不安もありました。今まで通っていた普通の塾とは、雰囲気が全然違っていたんです。自習室で毎日多くの人が一生懸命勉強をしていて、特に浪人生の方たちは1日中いました。そういう一生懸命さが、私があまり経験したことのないもので、やっていけるのかなと感じました(苦笑)。

勉強のやり方に変化はありましたか?

戸塚くん:工藤塾に入塾する前は、問題を解くときに、論理的というよりは、直感的に解いている感じがありました。自己流の部分が多かったと思います。高校に入り、難しい問題になってくると、よく分からなくなってしまうということもありました。

実際に工藤塾の授業で、どのように考えれば良いのかを学んで、それを実践していくという勉強方法になったことが、大きな変化だったと思います。

辛かったことはありますか?

戸塚くん:英語がもともと、あまり得意ではありませんでした。文法とか単語とかは数日でどうにかなるものではなく、毎日継続して身につけていく必要があるものなので、最初に継続していくのが辛かったです。

得意科目と苦手科目

戸塚くん:英語が最初は苦手だったので、工藤塾でも英語の受講から始めたのですが、最終的には安定して得点できる科目になりました。加えて、国語も苦手でした。共通テストでは、しっかりと点を取ることができましたが、たまたま相性が良かったんだと思います。共通テスト形式でこんなに得点できたのは初めてでした。

山﨑:それは、努力をした人にしかやってこない幸運ですよ。

戸塚くん:古文と漢文が苦手だったんですよ。本当だったら高1高2の時点で、ある程度基礎的なことを固めておくべきだったと思うんですけど、勉強を後回しにしてしまっていました。実際に、本格的に勉強を始めたのが高3の夏からでしたから。

古文は単語と文法を、毎日少しずつ勉強していきました。共通テスト直前には、高校でも古文漢文の問題を解く機会があったので、そこの復習を重点的にやるようにしました。

得意科目は数学と化学です。数学は、答えは1つであっても、そこにたどり着くまでの方法が1つじゃないというのが面白いと感じています。中学生の時から、授業やテストの後に、他の解き方があったんじゃないかと考えたりしていました。

化学は、特に有機化学の分野が好きです。覚える量はあるのですが、しっかりと理解すれば、パズルみたいに論理的に解いていけるところが面白かったです。

共通テスト1日目について教えてください

戸塚くん:緊張はしました。最初の「公共、政治・経済」は、あまり解けなかった印象がありました。それほどやってこなかった分野からの出題が多くて。出鼻をくじかれた感じです。

次の国語は、とにかく落ち着いて、解ける問題から解いていこうという思いで臨みました。手応えは分からなかったのですが、文章が読みやすかったので、もしかするとある程度の点は取れたかもという期待はありました。

ただ、共通テスト前に、親から「一喜一憂せずに、落ち着いて淡々と解くようにした方がいい」とアドバイスをもらっていたので、「うまくいかなかったかもしれない」ということはあまり考えないようにしました。

英語は得意科目になっていたので、手応えがありました。見直す時間も確保できました。

2日目は理科からです

戸塚くん:化学は、模試と比べて難しいというか、細かな知識を聞いてくる問題が多いなと感じました。ちょっと点が取りにくいなと。

山﨑:平均点が50点を切って話題になりましたが、戸塚くんの普段の模試の結果からすると、なかなか見ないような点数でした。

戸塚くん:物理は、2問くらいちょっとしたミスがあって、点を落としてしまいました。数学は得意科目ですし、かなり手応えがありました。情報は好きでした。共通テスト直前に復習したら、高2のときの授業内容をけっこう思い出すことができました。

自己採点の結果について

戸塚くん:ホッとした気持ちが大きかったです。

山﨑:共通テスト前に宣言したのと、まったく同じ点数でした。

戸塚くん:目標得点には届きませんでしたが、絶対にクリアしたいと考えていた得点は達成することができました。国語で思っていたよりも得点でき、なんとか踏みとどまりました。

2次は適性検査と小論、そしてプレゼンと個人面接でした

戸塚くん:プレゼンのテーマは、遺伝子操作した子どもを使って治療することの是非を問うものでした。面接対策のときに救世主兄弟のことを取り上げてもらったことがあり、関連知識があったため、なんとか答えることができました。

面接対策では、ホワイトボードを使いながら話す練習をしました

戸塚くん:練習の成果を発揮することができたと思います。面接対策をやっておいて本当に良かったですし、本番が一番うまく話せました。当日、落ち着いて面接を受けることができたのは、何度も練習したお陰だと思います。

他は、部活動のこと、浜松医科大学の体験授業の感想等の質問がありました。5秒くらい考え込んでしまった質問もありましたが、すべての質問に、なんとか答えることができました。

2次試験の手応えは

戸塚くん:特にプレゼンでは、今まで対策してきた中でも一番の出来だったので、合格発表を楽しみに待つことができました。

合格発表は、どこで確認しましたか

戸塚くん:家で、母と妹と一緒に確認しました。自分の番号を見つけた後も、本当に合っているのか、4回くらい確認しました(笑)。やっぱり合格で間違いなさそうだと分かっても、「やったー!」というよりは、ホッとした感じです。

ずっと浜松医科大学志望でした

戸塚くん:地元の大学ですし、一番行きたいと思っていました。オープンキャンパスに行ったり、体験授業を受けたりすることで、ますます気持ちは固まっていきました。

印象に残っている先生はいますか

戸塚くん:高1から3年間教わった数学のM先生です。質問に親身に対応してくれましたし、授業で「この分野が苦手です」と伝えると、次の授業で、いろいろな問題集から解いてほしい問題を集めて来てくれました。自分じゃなかなかできないので、すごく助かりました。

山﨑:指導開始直後は、少しギクシャクしていた印象があります。双方から講師を変更した方がいいのではという相談があったくらいでした。でも、本来は相性がいいはずだと思っていましたので、戸塚くんとM先生の双方に、その理由を説明しました。しばらくすると、そういった相談は一切無くなり、順調に授業を進められました。お互いがお互いをあきらめないでくれて、本当に良かったです。

塾長の山﨑が担任を務めました

戸塚くん:どんな相談にも乗ってくれましたし、面接の資料とかもいろいろ用意してくださいました。本当に丁寧に対応してくれる人だなと思いました。

山﨑:最初は人見知りで口数が少なかったので、「参ったなー」と思っていました(笑)。でも、各科目の講師から、「英語だとめっちゃ喋りますよ」「解けない問題を絶対にあきらめない頑固さがあります」といった話を聞いて、実は話したいことがたくさんあるし、実は意地っ張りだし、最初の印象とぜんぜん違うなと感じました。

だから、そのときに、面談では戸塚くんが話してくれるまで、絶対に待とうと決めました。気づいたら、意外と話すようになりましたね。戸塚くんにとっては、恐らく言葉がすごく大切なものなんですよ。だから間違いたくないし、相手にちゃんと伝わるよう、一生懸命考えてしまうんですね。

戸塚くん:いろいろとお世話になりました。合格の報告ができて、本当に良かったです。