合格者インタビュー「講師の方が生徒一人ひとりの顔を覚えている」（浜松医科大学医学部 合格）
Kくん（静岡高校卒）
2020年度入試で浜松医科大学に合格。山﨑校舎長が担任を務める
2浪目で工藤塾に入ったきっかけは何だったのでしょうか
Kくん：高校の同級生が工藤塾に通っていて、名古屋大学医学部に現役合格したんです。ですから、もともと存在自体は知っていました。
1浪目は大手予備校に通っていたのですが、授業が多いんです。授業で1日の半分を使ってしまうので、あまり勤勉ではない私には向いていませんでした（苦笑）。復習に手が回らなくなってしまったので、授業が多いところはちょっと・・・と感じていました。
それで、いろいろと探していくうちに、自習を大切にしている工藤塾が良さそうだなと思い、入塾を決めました。実際、私は個別指導コースで特に授業が少なかったので、自習に時間を割けたことが良かったと思います。現役、1浪目であれば、新たに知識を獲得することも必要ですが、私の場合は2浪目だったので、自習中心で正解だったのかなと感じています。
現役生のときは化学が全然できず、1浪目もあまり伸びませんでした。でも、工藤塾に来て、今は化学の偏差値が一番高くなりました。福屋先生の授業は演習形式で進めてもらったのですが、それもすごく力になりました。
山﨑：生徒さんにもよりますが、福屋先生が演習中心で授業を進めるのは珍しいことなんですよ。Kくんの力を認めていたから、そのスタイルで授業を進めたんですね。
Kくん：数学も国語も、課題を与えられて、その中で分からなかったところを解説してもらうという授業でした。
山﨑：古典が課題でしたが、年末には驚くくらい点数を取っていましたね。
Kくん：でも、センター試験本番では失敗してしまいました（苦笑）。入試は水物なところがあると感じています。英語は、センター試験は苦労しませんでしたが、2次の記述が課題でした。
そこで、篠原先生に記述の答案や、英作文を見てもらいました。添削してもらわないと自分では良いかどうか判断できないので、非常に助かりました。授業でも、最初に英文を渡されて、1文ずつ私が訳していったのですが、英語を日本語に変換する力が鍛えられました。
篠原先生は、語彙が非常に豊富な先生で、分からない単語はすぐに教えてくれました。休憩室で辞書を読んでいるのを見たときは驚きましたが、本当に歩く辞書みたいなイメージの先生です。
講師の方々は、最初から「Kくんは力がある」と認めていました
Kくん：どの先生も私の力をすごく評価してくれました。過大評価だと言い続けていたんですが（笑）。
山﨑：この点が担任として一番印象に残っていて、とにかく謙虚なんです。逆に言えば自信がないのかなと、気になっていました。だからこそ、マーク模試では90点台を取っていましたが、「とにかく満点を取ろう」と伝えました。そうすれば少しは自信になるかなと思って言ったのですが、本当に満点を取りました。
Kくん：山﨑さんに言われてから、次に実施されたマーク模試の物理でした。
山﨑：伝えてすぐに実行できる生徒さんもなかなかいませんから、すごくうれしかったことを覚えています。
Kくん：やはり、少し自信がついたと思います。満点取れるんだと。
辛かったことはありますか？
Kくん：特に辛いと感じることはありませんでした。自分のペースを守って勉強したことが、プラスに働いたと思います。だいたい、朝は8時半か9時ごろに工藤塾に来て、夜は7時〜9時ごろに家に帰る生活でした。工藤塾で勉強して、家ではゴロゴロしていたので、親は心配だったみたいですが（笑）。
山﨑：お母様も「心配していた」とおっしゃっていましたね（笑）。ただ、工藤塾ではしっかりと勉強していたので、今その話を聞いても、ゴロゴロしているイメージが一切無いんですよね。
工藤塾で良かったと感じたことを教えてください
Kくん：大手予備校でも、講師の方は「分からなかったことがあったら質問して」とは言うのですが、いかんせん生徒数が多いので、質問しづらい雰囲気がありました。でも、工藤塾は大手予備校に比べると生徒数が少なくて、講師の方が生徒一人ひとりの顔を覚えているじゃないですか。ですから、質問がしやすいところは、すごくありがたかったです。
むしろ、質問がなくても、講師の方から話しかけてくれるような状況でした（笑）。先生と生徒の距離が近いことは、工藤塾の良いところだと思います。
担任として、合格の可能性はどう見ていましたか
山﨑：Kくんは受かる、そこは一貫していました。ただ、Kくんは緊張しやすいんですが、それでも論理的に話せてしまうので、会話をしていて距離を感じることがあったんです。だからこそ、少し頻繁に話しかけてあげた方が良いと考え、1年間接してきました。面接対策もしっかりとやりましたね。
Kくん：浜松医科大学の面接は、本当に面接対策のままでした。最初に自己PRがあって「おっ、これやったぞ」と（笑）。対策してもらって良かったです。あと、私立大学の面接でも鍛えられました。それだけでも私立大学を受験して良かったと思っています。
印象に残っていることはありますか
山﨑：先ほど話した、模試で物理が満点だったときです。単純に私がすごくうれしかったんです。苦手だと言っていた国語の古典も満点でした。
Kくん：すごく褒めてくれたので、私も覚えています。ただ、私としては、「100点取れたな」と思ったくらいでした（笑）。問題も簡単だったので、取れっちゃった、くらいの感覚です。
山﨑：そこも印象的で、どれほど高得点を取っても、自信過剰にならないんです。
Kくん：上には上がいますし、医学部に合格する人たちの中で見たら、普通の成績かなと受け止めていました。
