合格者インタビュー「もう少し広告宣伝してほしいです(笑)」(埼玉医科大学医学部 合格)

中野 優哉くん(静岡高校卒)
2023年度入試で埼玉医科大学に合格。塾長の山﨑が担任を務める
(以下、敬称略)

現役時代の学力は

中野:偏差値で58くらいでした。なので、まあ、受からないで終わったという感じです(笑)。模試の判定もEばかりでしたし、自分自身で受かるわけがないと思っていました。自業自得です。

1浪目は大手塾に通いました

中野:最初は、浪人とはどういうものかを、私がまったく分かっていなかったので、塾なんてどこにも行かなくていいんじゃないかとすら思っていました。でも、親が「それは無理だ」と。「せめてこの3つから選んで」と提示された中から、一番見た感じが良かった大手塾に行くことにしました。

実際に通ってみて、授業が分かりやすくはあったんですけど、やっぱり生徒がたくさんいて質問できないですし、自習室がすぐ埋まっちゃうんですよ。結局は授業を受けに行くだけだったりするので、それだと映像授業とあんまり変わらないじゃないですか。なので、段々と飽きてきてしまって、自分にはあまり合わなかったなという印象です。

そして入試を迎えます

中野:合格はできませんでしたが、終わってみて1年振り返ると、学力的にも自分の頑張り的にも仕方がないかなという感じは正直ありました。

2浪目は工藤塾を選びました

中野:大人数の集団授業だと質問できないことを痛感したので、とりあえず少人数、多くても10人くらいのところにしようと思い、工藤塾に決めました。

実際に入塾してどうでしたか

中野:入って正解だったと思います。授業では積極的に質問できますし、ある問題を自分が間違えていてクラスの仲間も間違えていたりすると、「ここは間違いやすいんだ」と思って、重点的に勉強するようになります。差がつくポイントが分かるので、良かったなと思います。

質問がいつでもできることも良かったですし、シンプルに先生たちのレベルが高いと感じました。授業を受けていて、「すごい」とどの先生も思えたんですよ。だからこそ、質問も積極的にしようと思えました。

同級生とよく一緒に勉強していました

中野:数学の阿部先生が、同級生の2人に、「1週間で1回過去問を解いて、みんなでどういうふうに解いたのかを見せ合ってみたら? みんなの解き方とかも分かるし、つまずきやすい箇所も分かるんじゃないか」と提案されたそうなんです。それで、中野も一緒にやらないかと誘われて、もともとは3人でやっていました。

どのタイミングかは忘れましたが、過去問が追いつかなくなってきて、3人での勉強会は無しになってしまいました。でも、私ともう1人は引き続きやろうよということで、過去問ではないのですが、数学の難しい問題や苦手な範囲を一通り解いて、分からないところをお互いに教え合っていました。

そのような勉強を通じて、気付いたことはありますか

中野:1人でやり過ぎてしまうと、本当に疲れてしまうということです。すごく切り詰めている人って、全然楽しそうじゃないというか。勉強が楽しいかどうかと言われると正直分からないですけど、その中でもちょっとした楽しみを入れながら勉強しないと。1週間なら1人でずっと勉強できます。でも、1年間となると、めちゃくちゃきついんです。

そういうことを考えると、少なくとも、一緒に競ったり、教え合える仲間がいると、励まし合うこともできますし、お互い褒め合うことで「伸びているな」という実感が湧いてきます。それを明日も頑張るか、来週も頑張ろうというので、結果的に1年間頑張れたのかなと思います。「この問題を解こう」と言って自分だけサボるわけにもいかないですし、勝ちたいという気持ちも生まれます。

競い合って、相手ができていなかったら「やらないとやばいぞ」とか言ってあげる友だちの存在は、すごく大きいかなと思います。ライバルと言うよりは同志、仲間ですね。

自習室がお気に入りでした

中野:自習室で自分の席が決まっているというのが、すごくいいです。単純に、自分がいつ来ても自習ができます。加えて、自習室にずっと来ていないと、「勉強していないな」と思われてしまいます。周囲の目があるおかげで勉強を継続できました。

辛かったことはありますか

中野:前半の英語の実力の伸びが…。英語の力って2次関数みたいに上がるじゃないですか。最初の方が上がりにくい。一緒に勉強していた仲間がめちゃくちゃ英語ができたので、その時期が辛かったです。勉強していても差が縮まっている気がしないんです。違う科目を勉強した方がいいんじゃないかという考えが頭をよぎったりもしました。

それでも英語の勉強を続けられた理由はなんでしょうか

中野:担任の山﨑さんが、英語はそういうものだということを、勉強を始める前に言ってくれていたことです。勉強を始めてから言われても、励ますためなんじゃないかと思ってしまいます。始める前に言われていたので、今はそういう時期なんだ、本当に最初は伸びないんだと冷静に現状を把握できました。それで耐えることができました。

担任は山﨑が務めました

中野:的確に自分ができないところを指摘してくれるのが大きかったです。受験で失敗する一例として、苦手科目を克服しないで、得意科目に磨きをかけて、補えるんじゃないかと思ってしまうことがあると思うんです。英語50点でも数学が100点なら、平均75点だと。そういう考えだと受からないと思っていたので、「この科目が苦手なんだから、これくらいやれ」と言われると、自分の弱点を再確認できます。

特に私が苦手にしていた英語は、配点が高い大学もありますし、得意な人は安定して高得点が取れる科目です。はっきりと指摘してくれることは、本当にためになりました。

あと、終始話しやすいような雰囲気作りをしてくれているのかなと感じていました。最初から重たい話ではなく、飲んでいるコーヒーの話から入ったりとか。面談だけでなく普段でも話しやすいように、面談のときに「話しやすい人だよ」というのを見せてくれたので、その後は質問がしやすくなりました。

担任から見て、どんな生徒さんでしたか?

山﨑:勉強自体を冷静にやっている印象です。ただ、頭が良いだけに、自分の分析を間違えたら間違えた方向に行きやすいだろうなとも思っていました。だからこそ、話しやすい勉強仲間が早い段階でできたのは良かったかなと思っています。

入塾のときに、「半分は合格するから」と言われたことを、ずっと考えていたそうですね

中野:はい。それなら、工藤塾内で半分より上にいれば合格するだろうと思って頑張りました。1科目でも半分より上じゃなかったらやばいと思っていたので、苦手科目も半分より上位に入ろうと思って勉強していました。良いモチベーションになっていました。

山﨑:今年の浪人生の合格率は6割でした。

中野:じゃあ、半分より上じゃなくても良かったんですね(笑)。

小論文で苦労していました

中野:はい。最初に間違った方向に考えてしまうと、そっちに全速力で走っていました(笑)。

山﨑:ただ、指摘したら、ちゃんと考え直していました。自分の考えを変えるのは、なかなか難しいことです。それを素直に修正できていたのは、中野くんの強みだと思います。

中野:小論文のおかげかもしれないです。授業を受けていて、人の話を聞かない人は伸びないんだなと思ったんです。ある生徒が、先生に言われても聞かなかったんですよ。そうすると、ずっと同じことで間違えているんです。自分より分かっている人に言われたことは、とりあえず素直に受け入れた方がいいと思います。受け入れてやってみて、合わなかったらこっそり止めればいいんですから(笑)。

印象に残っている先生はいますか?

中野:英語の増田先生です。最も苦手な科目が英語だったので、質問に行く回数が一番多かったと思います。授業を受けていても、質問対応してもらっていても、英語のスペシャリストだなと感じていました。

何が分かっていないか、なぜできないのかを一瞬で理解して、答えだけではなく、私がどうして間違えたのかという思考まで教えてくれて、すごく勉強になりました。

「6月までに『Vintage』できていなかったらやばいぞ」と、ずっと授業で言われていたのですが、あるとき、抜き打ちで Vintageのテストをやったときに、みんなあまりできていなかったんですよ。普通の先生だったら「やっときなさい」で終わると思うんですけど、増田先生は本気で怒ってくれたんですよ。その姿を見て、真剣に私たちに向き合ってくれていることが伝わってきました。普段は温和なので、余計に印象に残っています。

あとは、やっぱり小論文を教えてくれたK先生ですね。授業外でも積極的に話しかけてくれて、話しやすい雰囲気作りをしてくれていました。先生の方から話しかけてくれると、覚えてくれていると感じますし、毎回、私の小論文のどこが良くて、どこがダメなのかということも指摘してくれるんで、授業外で教わった回数が英語に次いで多かったと思います。

それに、特段の用が無くても話しかけてくれましたね。「おっ、髪切ってるじゃんか」とか(笑)。

得意科目を教えてください

中野:好きな科目は数学なんですけど、点数を取れるのは化学かもしれません。A先生が、教えるのがすごく上手いんです。時間がかかる計算も、A先生方式でやるとすごく早く解けて、実際に使える場面が多かったです。化学は時間勝負の面もあるので、そういったところで他の人より早く計算できて点数が一番上がりましたし、得点が安定しました。

やっておいて良かったと思う勉強方法はありますか?

中野:2つあります。1つは、「他の人と一緒に勉強する」です。他の人の解き方も分かるし、サボれないという点でもすごく良かったと思います。少人数クラスという環境ならではだと思います。

もう1つは、増田先生に教えてもらったのですが、英語の単語がある程度自分の中で身に付いたら、もう単語帳ではなく長文をひたすらやるというものです。文章の中で単語も覚えて、熟語も覚えて、長文の解き方も覚えるというやり方です。

実際にやってみて、良かったと思っています。結局、英語は長文読解ですから、長文をひたすらやるというのは理に適っていると思います。単語の暗記だと、単語と意味を対応させて覚えるだけですけど、文で覚えると、前後の文脈から意味を覚えることができます。

埼玉医科大学の1次試験の手応えは

中野:工藤塾の仲間と同じ会場だったのですが、後日「あの日の中野は自信ありそうに見えたよ」と言われました。100点いったかもという状況ではなかったので、自分ではあまり手応えを感じていなかったのですが、全科目8割取れたかもという感触は、今思えばあります。

1次試験の合格発表はどこで確認しましたか?

中野:家で確認しました。私も親も時間を間違えていて、まだかなと思って見てみると、もう発表されていました(苦笑)。しかも、合格していて驚きました。その時はまだ、手応えを感じていなかったので。

面接の様子を教えてください

中野:最初に面接用のカードに記入するんです。埼玉医科大学の志望理由と、医師志望理由、人とのコミュニケーションを取る上で何が大事か、などです。他にも記入項目はあるのですが、大きくはこの3つから質問されました。オーソドックスで、そんなに答えにくい面接ではないと思います。

そう言えるのも、面接対策をしてもらったおかげです。実際に対策した質問が出るかどうかではなく、自分は面接対策をここまでやったんだから大丈夫だろうという気持ちの面が大きかったです。実際、ちょっと考え込むような質問が来ても、「○◯の応用だな」ということで答えられますし、対策した質問であれば焦らず丁寧に話すことができました。

そして合格が決まります

中野:最初はうれしいというよりは、「おおっ」という驚きが大きかったです。その後、家族に連絡していくうちに、「受かったんだ」と実感が湧いてきて、安心しました。

山﨑:喜びというよりは、安心だったんですね。

中野:「やった!」ではなかったですね。「ようやく合格できた」「良かった」という感じでした。

工藤塾に通ってみてどうでしたか

中野:本当に良かったです。親にも「工藤塾で良かった」とめっちゃ言っています(笑)。強いて言えば、去年の時点で気付きたかった。1浪目から工藤塾に通っていれば、浪人生活を1年縮められたんじゃないかと正直思ってしまいます。ですから、もう少し広告宣伝してほしいです(笑)。そうしないと、工藤塾に気付かない人や、気付くのが遅れる人がたくさんいると思います。

山﨑:検討します(笑)。特に現役生の生徒さんは、周囲の学力が上がったら困ると言って、工藤塾に通っていることを秘密にするんですよね(苦笑)。それも知名度が低い一因です。

中野:そう言われてみると、私も現役生だったら、他の人には教えなかったかもしれません(笑)。

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