合格者インタビュー「勉強のやり方から相談できた」(帝京大学医学部 合格)

増田 透くん
磐田南高校卒。2019年度入試で帝京大学に合格。工藤塾長が副担任を務める
(以下、敬称略)

工藤塾には高2の冬から通い始めました

増田:高3になる直前なので、通うのがちょっと遅かったかなと感じています。当時は医学部に行きたいとは思っていましたが、正直、実際に行けるかというと不安が大きかったです。でも、母がいろいろと情報を調べてくれたみたいで、「本気で医学部を目指すなら、工藤塾に行くしかないよ」と背中を押してくれました。

今まで通っていた塾と比べて

増田:今までは大手塾しか行ったことがなく、しかも最初に来たときは工藤塾が移転する前だったので、狭い塾だなと(笑)。でも、移転後は広くなってすごく勉強しやすかったですし、静岡駅前になったので通いやすくなりました。

それと、現役生のときは1対1の個別指導なので、先生との距離が近いんです。なので、勉強の仕方からいろいろと相談することができました。S先生には専用の教材まで作ってもらうなど、やることが明確だったので、すごくやりやすかったです。

ただ、高校時代の偏差値は、数学と物理が35、英語と化学も50前後くらいだったため、現役合格には間に合いませんでした。国語と地理が得意科目、数学と物理が圧倒的に苦手で、英語と化学がまだましというレベルでした。

当初は2年くらい頑張れば、医学部に行けるんじゃないかと思っていました。でも、勉強が進むにつれ、現実が見えてきて、進路に悩み、担任のA先生や工藤塾の先輩であるNさんにいろいろと相談していました。Nさんには本当にお世話になりました。今年、そろって合格できて良かったです。

浪人も工藤塾で続けると決めました

増田:浪人するときに他の予備校も見学したのですが、やはり工藤塾で続けて頑張りたいと思いました。今、一人暮らしをしてみて、浪人時代に寮に入らなくてよかったと実感しています。掃除や洗濯をはじめ、いろいろな雑事がありますから。

工藤:浪人すると決めたときに、国公立を目指すか私立を目指すかで、最後まで迷っていました。

増田:1年で国公立医学部を目指すのは厳しいだろうということで、最終的には私立一本に絞りました。結果的に、私立に絞って良かったと思います。

工藤:浪人する際の判断が分かれ道でしたね。国公立を目指すと、やはり手広く勉強する必要が出てきます。古典や地理などの教科が増えるだけでなく、センター試験対策をやって、二次対策をやってと、倍の労力がかかります。

私立に絞って、その上で国語を上手く活用できたのが合格できた要因です。良い作戦を立てることができれば、合格が見えてきます。

今の医学部の難度や倍率を考えると、1浪で帝京大学に入ることができたのは、増田くんにとって最短距離での合格だったのではないでしょうか。

増田:最後の全統記述模試も偏差値55くらいで、「だめかも」と思っていましたが、最後の最後でなんとか合格できました。埼玉医科大学の後期で1次合格できたのも、個別授業でM先生と対策し、数学で点を取れたことが大きかったです。

印象に残っている先生を教えてください

増田:担任の阿部先生と英語のS先生です。それと、教わった期間は短かったですが、数学の水澤先生も印象的でした。

担任の阿部先生は、よく声をかけてくれるんです。他の塾でもチューター制度があったりしますが、「来週テストだよ」とか、週1回くらい事務的な報告をしてくれるくらいでした。それとは違って、世間話もしてくれて、息抜きにもなりました。数学でも、私は変なところが気になるんです。でも、阿部先生は「そこを気にするより基礎的なことをやろうよ」と言いつつも教えてくれました(笑)。納得して先に進むことができたからこそ、モチベーションを高く保つことができました。

S先生には現役のとき、夏休みの間だけ教わっていたのですが、浪人が決まったときにすごく励ましてもらい、「頑張ろう」と思えました。浪人生活が始まっても、「頑張ってるね」など、こまやかに声をかけてくれて、すごく励みになりました。個人的にいろいろと教わることができ、それが役に立ちました。

水澤先生は、なんて言ったらいいのか、すごくできる人という印象です。考え方が新鮮というか。なんとなくではなく、ちゃんと考えて生きている人だと思いました。見習いたいと思っています。

数学の解説もすごいんです。私が、何が分からないのかを説明するのが難しいなと思いながら質問しても、何を聞きたいかを分かってくれるんです。私が聞く前から、私が気になっているところを、丁寧に解説してくれました。

あと、物理の鈴木先生も印象に残っています。最初の担任だったこともあり、いろいろと面倒を見てくれました。最初は物理が全然できませんでしたが、鈴木先生に教わって、「やれば伸びる」と自信を持つことができました。鈴木先生のテキストをやっておけば大丈夫だと思えたんです。

高校時代に結果を残すことはできませんでしたが、学力が上がっている実感がありました。現役のときのセンター試験は40点くらいでしたが、教わった分野は高得点が取れていました。だからこそ、他の分野も勉強すれば伸びると思えました。

工藤:増田くんは気になることがあると追求したくなるというか、立ち止まって考えたいタイプですよね。

増田:結構細かいところが気になってしまうんです。そういった細かいところまで教えてくれる先生がいたのは、私にとっては良かったです。確実に次に踏み出したい性格なのですが、もうちょっと大雑把にならないとと思っています。

工藤:細かなところまで気にしてくれる医師にかかりたいというのが人情なので、素敵な特性だと思いますよ。「多分こうだろう」で決めつけて、いろんなことを見逃す医師は避けたいですよね。

帝京大学の入試では、手応えはありましたか?

増田:3日間受験して、合格したのは1日目です。最初の英語は、時間内に解くことはできましたが、合格点となると厳しいかなという感触でした。

でも、物理がすごくできたんです。最後の1問が終わらなかったのですが、それ以外は全問正解できたと思います。少しひねった問題だったのですが、S先生が本当にいろいろとやってくれたおかげで、得点することができました。

国語は、90点くらいは取れていたと思いたいんですが、科目の特性上というか、実際の得点はよく分かりません。

過去問に取り組んだ上で、本番でどうやって解いていくか、先生方としっかりと対策したことが役立ちました。

面接対策ではいろいろと話をしました

増田:最初は志望理由も上手く答えられないような状況だったので、本当に助かりました。ちゃんと自分の考えを整理しておかないととは思っていたのですが、何をどうしたらいいかが分からなかったんです。

工藤:自分の考えが論理的に整理できているかどうかと、「この大学で学びたい」という思いを、ちゃんと伝えられるかどうかが大切です。

増田:実家が、祖父の代から介護施設を営んでおり、尊敬する祖父から「医師を目指してほしい」と言われていことが、医師を目指すきっかけでした。でも、そんなきっかけをそのまま話して良いのかどうか分からず、面接対策のときに相談したところ、「正直にそのまま話そう」「増田くんが医師を目指す直接のきっかけだし、将来何をしたいかも明確になるので、ちゃんと相手に伝わるように整理してみて」と言ってもらえて、自信になりました。

他にも部活の事や私自身のことをいろいろと振り返ることができ、自分自身がなぜ医師になりたいと思ったのかを改めて確認することができました。

実際の面接でも、「具体的にどうしたいと考えていますか」といった、将来についての掘り下げた質問がありました。でも、ちゃんと自分の中で整理できていたので、しっかりと答えることができたと思います。

帝京大学の繰り上げ合格連絡を受けたのは3月下旬でした

工藤:おめでとうという連絡をしたのですが、結構淡々としていましたね。

増田:家で待機していて、私自身で電話を受けたのですが、これは本当に現実なのかな、夢オチなんじゃないかなと思っていたんです(笑)。ですから、現実味が感じられないまま話していたんだと思います。入学書類の封筒が家に届いて、やっと「受かったんだ・・・」と実感しました。

工藤:浪人したことで、かえって現役で合格することが、どれだけ大変か分かったのではないでしょうか。

増田:もう現役生はみんな尊敬しています。それだけの勉強量を現役でやってきたわけですから。

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