合格者インタビュー「サレジオクラスに言うことはないです(笑)」(京都府立医科大学医学部 合格)
Nくん(静岡サレジオ高校卒)
2025年度入試で京都府立医科大学に合格
中1の2月からサレジオクラス※に参加しました
※静岡サレジオの中学生、高校生が参加できる8人以下の特別授業。中3からはエグゼコース(医学部をはじめとした難関大学進学を目指すコース)在籍者のみ参加可能
Nくん:多分、親に言われて参加したんだと思います(笑)。学校が「医学部専門予備校の工藤塾と提携した」ということを言っていたので、工藤塾の存在自体は知っていました。最初は数学のみの開講だったのですが、自由に解いていける授業だったので、それが楽しかったのを覚えています。
それから5年間通いました
Nくん:英語は特に文法をしっかりと教わり、英語に対する苦手意識が少なくなりました。文法はできないと話にならないと実感しました。
数学はずっと阿部先生に担当していただきました。問題を解いて、解説してもらうという授業スタイルだったのですが、難しい問題をたくさん解くことができて、分からないときは教えてくれました。数学は得意科目だったので、難しい問題を解くのは楽しかったです。
あと、工藤塾のある静岡駅まで電車通学できるのがうれしかったです(笑)。学校の近所に住んでいるので、あまり電車に乗ったことがなかったんですよ。社会人になってから、この経験が生きると思います(笑)。
サレジオクラスでは、全科目を受講しました
Nくん:申し訳ないなっていうくらい充実していました。まず、自習室を使えるのが、一番良かったです。自習室を使うために、親が申し込んだくらいです。「高3の時期に自習室が使えるんだから、サレジオクラスに入れている」というのは、ずっと言っていました。
物理と化学は、文系の人は受講しないので、人数が少なく、お得に受けられて良かったです。推薦合格者が抜けたりして、最終的には極少人数での授業になって、ラッキーでした。物理と化学は狙い目です。授業自体も、めっちゃ分かりやすかったです。
英語は文系理系が関係ないので、比較的大人数でワイワイしながら受講していました。競い合う環境も良かったです。なので、推薦合格等で、工藤塾の仲間だったメンバーが抜けていくのは寂しかったですね。
サレジオクラスに要望はありますか
Nくん:いや、もう十分すぎるというか、言うことはないです(笑)。
京都府立医科大学を志望した理由は
Nくん:まずはもう京都にあるというところです。旅行で京都に行って、「いつか絶対に住みたい」と思えるくらい好きな土地になりました。京都府立医科大学は150年以上の歴史があって、立地も良いので、ぜひ通いたいと思って志望しました。
共通テストは「公共、政治・経済」からでした
Nくん:模試等で7割を超えたことがなかったのですが、同日模試だけは8割を超えていて、本番に強いタイプなのでなんとかなるだろうと思っていました。本番は満点取れたくらいの感触で、実際に8割以上取ることができました。
国語は悔しいんです。模試では9割取ることもあったので。現代文は絶対に落とさない気持ちでいたのに、もったいなかったです。古文は、大河ドラマがあったこともあり、源氏物語が出るんじゃないかという話を聞いて、物語の流れを確認しておいたのですが、本当に源氏物語が出ました。物語の背景を分かっているので、あまり時間を掛けずに解くことができました。
現代文は、特に評論が読みにくく、あまり自信がなかったのですが、古文漢文は解いてて手応えを感じていました。読書が好きで、昔から速読が得意だったんです。共通テストは読む速さが大事なので、速読力が生きました。実用的文章は、あまりにもすんなり解けるので、逆に「落ち着いて解いていこう」と、冷静になるよう努めました。
英語は悔しい結果でした。ちょっと読みにくさを感じたんです。大問1から難しく感じ、ちょっと焦ってしまいました。
2日目は理科からです
Nくん:化学は知識問題が難しかったです。もう少し点を取りたかったです。物理は解きやすかったので、物理から解いていれば、化学の結果も違ったかもしれません。ただ、今までずっと化学から解くようにしていたので、変えない方がいいと思いました。
数ⅠAは絶対に満点だなという自信がありました。まあ、受けた科目は全部満点じゃないかと思っていたんですけど(笑)。数学ⅡBCは、ちょっと解き切れなかったんですよね。数学が得意な自分が解ききれないってことは、きっとみんなも間に合っていないだろうと思うようにしました。
情報は、あまり勉強に時間を割きませんでした。なので、知識問題が多いと厳しいなと思っていたんですけど、あまり出なくて助かりました。読解問題なら解けると思っていたので、これもラッキーでした。
自己採点の結果をどう受け止めましたか
Nくん:目標点には届きませんでしたが、十分に戦える得点だと思いました。
2次試験当日の様子を教えてください
Nくん:前泊して臨みました。最初は理科で、自分としてはできたという感触です。数学は神がかっていて、3問完答、残りの1問も半分くらいできました。正答が分からないので、あくまでも自分の手応えではありますが。すでに合格点は確保できたと思ったので、英語は気持ちが楽でした(笑)。
ただ、京都府立医科大学の英語は、本当にめちゃくちゃ難しいんですよ。比較的読みやすいTFN問題と英作文で得点するという作戦でした。
小論文は、サレジオクラスの授業で一通り書けるようになっていたので、どんな問題でもいけるだろうと自信をもっていました。本番は書きやすい内容だったので、「これだけ書けるようになったのに」と少し悔しいくらいの気持ちでした(笑)。
サレジオクラスの医療概論(医系小論文)の授業ですね
Nくん:本当にいい授業でした。最初は何も知らなかったので、書き方や型から教わりました。医療系の小論文の型は知らなかったので、めちゃくちゃ役に立ちました。自分では絶対に思いつかないようなアイデアを持っている人もいて、他の参加者の意見を聞けるのも面白かったです。
翌日の面接では、どんなことを聞かれましたか?
Nくん:志望理由や、調査書からの質問、小論文の内容を踏まえた質問がありました。10〜15分くらいです。全体的にオーソドックスな内容でした。
試験を終えて
Nくん:大丈夫だとは思っていたのですが、物理が、科目の特性上、1問目をミスると全部崩れてしまうので、それだけが怖かったです。
合格発表はどこで見ましたか
Nくん:実は、親と大学まで見に行きました。掲示を見て、「あった!」と。いろいろと込み上げてきて、いやー、泣きましたね。浪人は本当にしたくなかったので(苦笑)。もう1度、共通テストを受けるのは辛すぎるなと。合格できて良かったです。