合格者インタビュー「質問しやすいのが一番大きかった」(久留米大学医学部 正規合格)

合格実績

Iくん(静岡聖光学院高校卒)
2024年度入試で久留米大学に正規合格。教育情報センター長の三山が担任を務める

中学1年生のときに、工藤塾に来ました

Iくん:今でも覚えています。まだ中学入学前の3月初旬でした。父が、「高校から塾に行くのではなく、中学から行っておけば、塾の先生ともコミュニケーションが取りやすいんじゃないか」ということで、早めに塾に通わせてくれました。

実は、親子でお世話になった恩師がいるのですが、父がおすすめの塾を訪ねたところ、工藤塾がいいんじゃないかと言ってくれたそうなんです。そこで初めて、工藤塾の存在を知りました。恩師によると、「学力が高いな」と感じた生徒が、ことごとく工藤塾に通っていたとのことでした。学校の先生がすすめてくれたので、工藤塾に決めました。

実施に工藤塾に来たときの印象を教えてください

Iくん:塾にウォーターサーバーがあることに驚きましたし、設備がきれいだったので、小学校を卒業したばかりの自分としては、ここに行きたいなあと(笑)。確か、静岡駅前に移転して1年しか経っていない時期だったので、ピカピカだったんです。

工藤塾に通い始めてから何か変化はありましたか

Iくん:小学生のときは、中学受験に向けて知識を詰め込むような勉強方法だったのですが、真髄をつかむという勉強への切り替えに戸惑いました。いろいろな先生が「自分の言葉で理論立てて考えろ」とおっしゃっていて、最初は「どういうこと?」という状態です(笑)。

数学であれば、今まで何も考えず計算でガツガツ解いていたのを、そうじゃない、考えて解けと。最初は中学受験の名残で、解いて解いて解きまくらないとダメなんじゃないかと不安でした。かなり戸惑いましたが、問題を解いていくうちに、「ああ、言われていることって、こういうことかな?」と思えるようになりました。

中1から通って良かったことはありますか?

Iくん:ほとんどの先生と顔なじみになるので、やはり質問がしやすいのが一番大きかったと思います。受験間際に入塾すると、ただでさえ初めての環境で緊張するのに、それに加えて質問となると、もっとハードルが高くなるんじゃないでしょうか。

私自身、本来はどちらかというと人見知りで、質問は緊張するんです。それが、中学生の頃から見てくれている先生や、気軽に声をかけてくれる先生がいると、とても心強く感じます。

三山:小学生、中学生のうちは、いろいろな講師の授業を体験してほしいと考えています。知っている先生が増えて質問しやすくなるのも理由の一つですが、第一には複数の先生から良いところを学んでほしいんです。自分に生かせるものを一つでも多く見つけてほしいという願いがあります。

コロナ禍のせいもあってか、中3、高1の一時期は、少し中だるみしてしまったとか

Iくん:ありましたね(笑)。友人の話を聞いていても、中高一貫校だと高校受験がないので、どうしても中だるみする時期は出てくるのかなと思います。そこで踏ん張って勉強できるかが大事で、私自身も、完全にエンジンを切っていたわけではなく、勉強自体はちゃんと続けていました。

完全にエンジンを切ってしまう人もいますが、私の場合は塾の授業と宿題もありましたし、「やらないと」という気持ちは常にもっていました。勉強を継続していたのが、最終的には大きかったと思います。

この時期にゲームとかをしていたのですが、どこかでやっておかないと、やりたい気持ちが満足できず、後々までズルズルとゲームをしてしまう可能性もあるとも思っていました。結果、1年でゲームから離れることができたので、今思えば、この時期はこの時期で良かったのかなと思います。

三山:6年間トータルでのメリハリですね。

Iくん:三山先生が、事前に「こういう事もあり得る」と、親に対して説明してくれていたので、父も母も「そういうものだ」と見守ることができたと感謝していました。「ちゃんとその通りになるとは」と少し呆れられましたが(苦笑)。

英単語の暗記ができないと一時期悩んでいました

Iくん:友人と競い合うことにして、克服できました。姉妹校である、横浜の聖光学院高校の夏期講習に参加すると決めたことが大きかったです。絶対に横浜の生徒に見劣りしない学力を身に付けて行こうと、友人が誘ってくれました。それで、講習に行くまでの3カ月で『ターゲット1900』を覚えようと。

担任から見て、印象に残っている出来事はありますか

三山:数学は1冊の問題集を完璧にするという勉強法だったのですが、秋に途中で違う問題集を使おうとしていました。「4周したんですけど、このままじゃ駄目かもしれません」と言うので、「じゃあ、問題を見たらパッと解法が思い浮かぶレベルでやり込んだ?」と聞いたら、そういう状態ではないと(苦笑)。じゃあ、違うよねと。

Iくん:ありましたね(苦笑)。そういった時に、本来の勉強法に引き戻してくれたのが、ありがたかったです。今思えば、やはり逃げたかったんだと思います。1冊に向き合うってかなり苦しいんですよね。周りが他の問題集に手を出し始めるのを見て、「あの教材もあるな」とうすうす感じ始めていたときに、三山先生がぐっと戻してくださったので、そこは本当にありがたかったです。一番感謝している出来事です。

中学生のときから、考え方がふらつくことはあったのですが、工藤塾で、毎回基本に戻してくれました。そこがこの塾に入っていて良かったと思うところですし、先生方のおかげだなと感謝しています。

入試の時期に気を付けていたことは

Iくん:分からなかった問題は、当日ホテルに戻ってから復習していました。問題を持ち帰れる大学は、カッターで切り抜いてノートに貼り、解答速報を見ながら「こういった解き方もあるんだ」と復習しました。自分では分からないときは、LINEで工藤塾に質問していました。とてもありがたかったです。

面接対策も本当に役立ちました。面接対策をしている夢も見ました(笑)。

三山:それは疲れていたんでしょう(笑)。

Iくん:受験を通じて、面接対策も早め早めにしておいて良かったなと実感しました。

6年間で、いろいろな先生に教わりました

Iくん:先生方それぞれがすごく個性的でした。今まで担当してくださった先生方全員にお世話になりましたし、感謝しています。受験直前期には、S先生がすごく応援してくれて、励みになりました。入試のときも、先生方に言われたことを思い出しながら、問題を解いていました。

6年間、三山が担任を務めました


Iくん:コロナ禍になって、閉館間際に自習室の消毒をするようになったじゃないですか。三山先生が消毒作業している時に目が合うと、毎回話しかけてくださって、他愛もない話をするのも楽しかったですし、そういったリラックスできる時間のある毎日が良かったなと思います。

ご家族もすごく応援してくれていました

Iくん:中1から工藤塾に通わせてくれたこともそうですし、勉強に集中できる環境整備をしてくれました。父も母も、私が勉強しやすいように、いろいろと頑張ってくれていました。本当に感謝しています。