合格者インタビュー「福屋先生は恩師です」(杏林大学医学部 合格)

Yさん
2019年度入試で杏林大学に合格。福屋先生が担任を務める

なぜ工藤塾に通うことにしたのでしょうか

Yさん:友人に「先生がとても良いらしいよ」と紹介してもらいました。それと、他の塾では見かけない、5人の少人数ゼミ授業という形式にも興味をひかれました。実際に授業が始まると、先生との距離が近いですし、質問をたくさんしてくれて、学習内容がすごく頭に入りやすい授業形式だなと感じました。

福屋:英語は元々得意だったので、更に高めるために、物理は苦手を克服するために、という正反対の理由で個別授業も最初から受講していました。

Yさん:英語は中2くらいから近所の先生に教わっていて、それが功を奏しました。何より英語が好きだったので、得意科目にすることができました。ただ、更に伸ばしたいと思っていたので、物理を含めた2科目は必要だと、福屋先生とも話し合って決めました。

数学と化学は「自分の実力が足りない」「基礎をもっと固めないと」と思い込んで、夏に追加しました。

福屋:数学と化学は必要ないと思っていたので、だいぶ止めたんですけどね。

Yさん:受講させてくれないんです(笑)。でも、個別授業を4科目受講して感じたのは、福屋先生にも言われていたのですが「教えてもらうことも大事だけど、自分で勉強する時間が一番大事」ということです。自学の質を高めなければいけなかったなと、今になって思います。

苦手科目の物理はどう克服しましたか?

Yさん:自分では意識していないのですが、丸暗記するような勉強になってしまっていたんです。それをまずは理解するようにすることが必要でした。1題1題自分なりに考えて解くということを意識するようにしました。

福屋:最終的にはかなり理解に置き換わったんじゃないでしょうか。秋くらいから質問の仕方が変わりました。「私はこう考えたのですが、ここが分からない」ということをちゃんと質問できるようになりました。個別授業では、毎回考えたことを口に出して説明するように指導してきました。

それと、「問題を読んでください」ということは、口を酸っぱくして伝え続けました。問題を読んで、これが言っていることはどういうことか、かみ砕いてみよう、分かろうとしよう、と言い続けました。問題を読んで分かることって、本当にたくさんありますから。

みんな「読んでます」と言うのですが、私が思う「問題を読む」ということが最初からできている生徒さんは、ほとんどいません。

質問に来たときに、どんな問題かなと思って音読してみると、読み終わったところで「あ、分かりました」と言われたこともありましたね(笑)。だから、ちゃんと問題を読もうと。

Yさん:ありましたね(笑)。問題を読んで、そこから分かる情報をどう捉えたらいいかが分かっていなかったんです。最初はそれが全然できませんでした。でも、福屋先生に言われた通りにやり続けているうちに、だんだん慣れてきて、最終的にはけっこうできるようになったんじゃないかなと思います。勉強方法は、先生方の言うことを素直に聞いた方がいいですね。

テストを受ける際に課題があったとか

Yさん:テストになるとゆっくり考えられなくなってしまうことが、ずっと課題でした。自習室で自分で勉強しているときに、じっくり考えて取り組むと解ける問題でも、テストになると焦って考えられなくなってしまうんです。時間が決まっているので、「速くやらないと間に合わない」と追い込まれてしまっていました。

それが克服できたのは、化学の授業で、小問集合を時間を決めて実施してくれたからです。それを何回も繰り返すことが訓練になりました。周りの生徒たちと競わなければいけない緊張感が、入試に通じるものがありました。本番と似たような環境で、時間を決めて、毎回小問に取り組むということが、自分の中で良いトレーニングになりました。

浪人生活を振り返って

Yさん:工藤塾で教わった先生が、本当に皆さん良い先生ばかりでした。英語は得意ではあったのですが、文法が抜けていたり、単語が覚えきれていなかったりといったところを、S先生の授業で補完してくれました。プリントも大量に出してくれて、授業が熱いんです。出されたプリントは全てやり切りました。そのお陰で、しっかりとした文法の土台を作ることが出来ました。熟語も毎週課題を出してくれて、テストもあり、本当に良かったです。最高の授業でした。

化学のE先生も印象深かったです。授業を受けると「めっちゃいい先生!」だと分かります。ある程度基礎ができていれば、そのすごさが分かると思います。本当に深いところまで理論的に教えてくれますし、分かりやすいんです。日常生活と絡めて教えてくれるのも、すごく役立ちました。

K先生の小論文の授業もすごく良かったです。ボランティアの起源とか、いじめはなぜ起こるのかとか、障がいのある方に対する接し方などをホワイトボードに書いた上で、理詰めで教えてくれて、すごく糧になりました。

そして、担任の福屋先生には、本当にお世話になりました。模試で結果が出ず、「このままで大丈夫なのかな」と落ち込んで相談すると、すごく冷静に理屈で返されるんです。「落ち込むことが学力の向上につながるんだったら、いくらでも落ち込めばいいけど、落ち込んでも学力が上がるわけじゃないから」と言われ、まあ確かにと(笑)。模試で一喜一憂しても仕方がないなと冷静になれました。

面談でもいろいろと話を聞いてもらい、人生観も考え方も、すごく変わりました。今までは何も考えず、感覚で生きてきた気がします。その中に、福屋先生が「思考する」という要素を組み込んでくれました。勉強だけではなく、この先どう生きていくかという面で、非常に大切なことだと思います。

もし将来、何か賞を頂けるようなことがあったら、恩師は福屋先生だと答えます(笑)。そのくらいお世話になりました。

福屋:ありがとうございます。楽しみにしています(笑)。今まで多くの生徒さんたちを見ていて思うのは、「思考力が足りない」ということです。医学部に行く行かない以前に、思考力を身に付けることが人生を豊かにするのではないかなと考えています。Yさんには、その思いが伝わったのかなと感じています。

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