合格者インタビュー「いつでも質問できる環境が良かった」(琉球大学医学部 合格)
早川 凛くん(静岡サレジオ高校卒)
2022年度入試で琉球大学に合格。教育情報センター長の三山が担任を務める以下、敬称略
工藤塾に来たきっかけは
早川:中3の定期テストで50点以下を取ってしまったことです。中2までは、ちょっと勉強すれば点が取れていたのに、これはマズいと思いました。そこで、親に「工藤塾行ってみたら」と勧められました。ちょうど工藤塾と静岡サレジオが、提携を進めていた時期でした。
実際に通ってみて
早川:勉強は定期テスト前にするくらいの中学生だったので、みんながずっと勉強していることに驚きました。自習室は音を立ててはいけない雰囲気ですし、最初は緊張しました。
それでも、そのうち、勉強は工藤塾でするものという意識に変わりました。家では気が散ってしまうので、工藤塾の自習室が一番集中できる場所でした。授業も分かりやすかったですし、いろいろとサポートしてくれて、ありがたかったです。
高1の2月からは、サレジオクラス※にも参加しました
※静岡サレジオの中学生、高校生が参加できる8人以下の特別授業。中3からはエグゼコース(医学部をはじめとした難関大学進学を目指すコース)在籍者のみ参加可能
早川:理科2科目と医療概論を受講したのですが、とても分かりやすかったです。特に化学は、驚くほど理解が進みました。ただ、物理はペースが早くてキツかったです。必死についていきましたが、一緒に出席している同級生と「ヤバいね」と話していました(笑)。
医療概論は高2から参加しましたが、楽しかったですね。良い意味で、授業という感じではないんです。楽しいのに、いつの間にか小論文が書けるようになっていました。書いた小論文を、参加者同士で批評し合った授業は、特に印象に残っています。同級生なので、最初は言いにくいんですよ。それが、徐々に「安直すぎる」とか厳しいことも言われるようになり、マジかと(笑)。でも、みんながどう考えているのかを知ることができる、貴重な経験でした。
工藤塾のお勧めポイントは
早川:いつでも質問に対応してくれることです。中学までは数学で分からないことはほとんど無かったのですが、高校数学になると1人ではなかなか進められませんでした。問題が何を言っているのか分からないこともありましたし(笑)。ですから、いつでも質問できる環境というのは、本当に良かったです。
三山:積極的に質問していました。
早川:分からないことを考え続けても、時間の無駄だと思ったんです。少し考えて分からなければ、すぐに質問に行くようにしていました。
得意科目は英語ですが、昔から得意だったのでしょうか
早川:いえ、そもそも、中学のときは英語が好きではありませんでした。中学の定期テストで英文が全然分からなくて、危機感をもって工藤塾に来て、K先生に教わるようになり、苦手意識は無くなりました。次にN先生に教わり、文法を叩き込まれ、内容がどんどん分かるようになり、高2の後半に英検準1級に受かりました。それからも分からない英文がどんどん減っていき、得意科目になりました。
また、アメリカの大学生が静岡サレジオに来るプログラムがあるのですが、中3のときは全然話せませんでした。でも高1のときには、来てくれた大学生とめちゃくちゃ仲良くなったんです。話が通じたのがうれしかったですね。高1のときにアメリカに旅行に行ったことも大きかったです。英語を話せると楽しいと実感しました。
苦手科目はありますか
早川:英語以外です(苦笑)。理系科目は、福屋先生に「問題が何を言っているのか、理解するように」と言われていて、やっているつもりなのですが、「まだまだ足りない」と言われ続けました。難しいと思いながらも、あとはひたすら理解するように努力しました。
基本的に、英語と数学は毎日勉強し、物理と化学は交互に勉強していました。今日は物理をやったから、明日は化学という感じです。夏休みに、三山先生と1週間ごとのスケジュールを立てたじゃないですか。どの時間にどの科目をやってという。夏休みは、全部そのスケジュール通りに勉強しました。その中で、国語と地理も週に2回以上は勉強していました。
予定通りに勉強していく方が、「次は何をやろう」と悩む時間がないので、やりやすかったです。ただ、私は予定を立てるのが苦手なんです。ですから、その時間にやるページ数は勘弁してもらい、教材を決めて科目だけ書くようにしました。ページ数を書いてしまうと、終わらないかもしれないですし、早く終わっちゃうかもしれないじゃないですか。ですから、予定通りに進める自信がなかったんです(苦笑)。
共通テストの手応えを教えてください
早川:1日目は、地理はもう少し取りたかったですが、英語、国語も、まあまあの手応えでした。2日目の数学ⅠAは難しかったですね。ただ、昼休みに、数学がものすごくできる同級生に聞くと、「みんな解けないと思うよ」と言ってくれたので、安心することができました。
そして、切り替えて数学ⅡBに行くと、これも難しい。終了後に「難しかったよね」と再度確認しました(笑)。理科は化学からやったのですが、これも解いている最中に「難しいな」と感じました。物理はいつも通り解けました。
前期が不合格となり、後期で琉球大学を受験しました
早川:前期でも受けたいと思っていたので、琉球大学に出願しました。ただ、共通テストで得点できなかったので、「どうせ受からないだろう」と思って、沖縄まで行くのは気が重かったです。出発する日の朝、行くかどうか、本気で悩みました(笑)。
2次試験の英語の出来は
早川:終了30秒前に、なんとか最後の問題まで解き終えることができました。コロナのアルファ株とデルタ株の違いが出題されたのですが、スパイクがどうとか、タンパク質に変化するからとか、内容が専門的で難しかったですね。手がかりを元に、なんとか書き終えたという感じです。書く量も多かったので、最後まで解き切れなかった人も多かったようです。
面接はどうでしたか
早川:面接の待ち時間は、ずっと心臓がバクバクしていて、緊張しました。いざ面接が始まると、すごくあっさり終わったので、これは落ちたと思いました(苦笑)。友人に、もう1年勉強すると宣言したくらいです。
ですから、合格を確認したときには、すごく驚きました。なかなか実感がわかなかったですね。両親も喜んでくれましたが、「よく受かったね」と驚かれました(笑)。
4年間、三山が担任を務めました
早川:模試の結果を見せるときは、怖かったですね。模試の結果がずっと微妙でしたから。工藤塾の先生方は、三山先生を含めてみなさん「伸びる」と言ってくれていたじゃないですか。英語は確かに伸びましたが、他の科目があんまり実感がなくて・・・。
三山:模試はしょせん模試ですよ。本番ではないですからね。
早川:確かにそうなんですよね。最終的に合格することができましたが、こんなに苦しむなら、もっと早いうちから勉強しておけば良かったです(苦笑)。