合格者インタビュー「ライバルに恵まれた」(浜松医科大学医学部 合格)
Nくん
清水東高校卒。2019年度入試で浜松医科大学に合格。山﨑副塾長が担任を務める
浪人する際に、工藤塾を選びました
Nくん:両親がいくつかの塾を調べてピックアップしてくれたので、その中から工藤塾を選びました。私としては、中学の通学時間が1時間、高校の通学時間が1時間半だったので、通塾はできるだけ近い所が良いと考えていました。
浜松の予備校も候補だったのですが、工藤塾の方が5人の少人数ゼミ授業で、質問がしやすそうだと感じました。
また、医学部専門ということで、周りのレベルも高く刺激を受けられる環境が魅力的でした。医学部という同じ高い目標を追っている人たちとだったら、勉強で中だるみもしないんじゃないかと。
授業料は大手予備校と比べると高いですが、それでもここで勉強したいと両親にお願いしました。授業料は将来返済するという条件で、通塾を認めてもらいました(笑)。
実際に通ってみて
Nくん:本当に良かったです。良いライバルもいて、授業ではお互いに負けないよう、競って発言していました。私は2浪してしまったので、浜松医科大学の合格は先を越されてしまいましたが(苦笑)。
現役時代はあまり質問しないタイプだったのですが、工藤塾に来てからは積極的に質問するようにしました。分からない問題を放置したり暗記で乗り切ろうとしたりするのではなく、まずは理解することを優先したんです。その結果、難度の高い問題でも原理が分かっているので対応できるようになりました。
山﨑:Nくんはリラックスして周囲の生徒さんたちと話す時間と、集中して勉強する時間を、かなり割り切ってメリハリをつけていました。すごく自己管理ができていたと思います。
Nくん:ありがとうございます。
山﨑:今年度も、まだみんながよそよそしい頃に、Nくんは全員に話しかけてくれていました。工藤塾に来て2年目ですし、個別指導だけの受講だったので、休憩時間などに話ができる相手を増やそうと意識していたんですよね。
Nくん:それもありますね。話す相手がいないと苦しい戦いになってしまいますし、一緒に頑張る仲間がいた方がモチベーションを高めやすいと思ったんです。実際、途中からお互いに模試の点数を伝え合うライバルもできました。
今年は問題演習量を増やしたいと考え、個別授業のみを受講しましたが、それができたのは1浪目で5人のゼミ授業を受けていたからだと思います。
1浪目と2浪目が、私の中ではつながっているんです。ゼミ授業で知識や考え方を得て、2浪目は得たものを自分自身で使ってみる、あるいは使えるようにすることがテーマでした。段階を踏んで学力を高めることができました。
山﨑:工藤塾では、いかに自学の効率、効果を高めるかを念頭に置いた指導が基本です。1年では間に合いませんでしたが、2年間かけて、それをやり遂げてくれました。センターで8割以上得点できる力がつくと、過去問演習も効果的になってきます。
Nくん:そうなんですよ。そこまで力がついていないと、演習だけやっても難しいと思います。伸びる人もいるかもしれませんが。
山﨑:解答・解説を見て「そういうことか」と理解できないと、なかなか効果的な問題演習は難しいと思いますよ。
印象に残っている先生を教えてください
Nくん:1浪目に化学を得意科目にしてくださった、E先生にはすごく感謝しています。E先生の授業をしっかり聞いて、宿題をさぼらずにやると実力がちゃんとついてきます。化学はどの大学の問題を解いてみても、分からないものはないという状態でした。
山崎:基礎力がついてくると、より一層、E先生の授業のすごさが分かってきますよね。
Nくん:本当にそうでした。2浪目はE先生の授業がなかったので、あまり話す機会もないかなと思っていたのですが、何かと気にかけてくれて、やはり良い先生だなと改めて思いました。
あと、数学のA先生には、1浪目で受からなかったことに、申し訳なさを感じています。もちろん、関わったすべての先生に対して感じているのですが、特にA先生とは授業外でもいろんな話をしていました。
受験直前には浜松医科大学のデータを持ってきてくれて、「これくらい取れれば大丈夫」と励ましてくれたこともありました。それで合格できなかったので、本当に申し訳ないと思っていました。今年、合格できて、しっかりと報告できたので本当に良かったです。
K先生には、志望理由書を書く際にお世話になりました。私の考えを引き出すような質問をしてくださって、「こういうことを本当は書きたいんじゃないの?」「こういう表現のほうが伝わりやすいんじゃない?」といったアドバイスをしてくださったんです。ちゃんと自分の思いを伝えられるような志望理由書が書けたと思います。
山﨑副塾長が担任でした
Nくん:難しかった問題の類題を探してくださったり、似た傾向の大学をアドバイスしてくださったりしてくれたので、助かりました。やはり自分1人だけだと、どうしてもどこの大学の問題に取り組めば良いかが分かりません。情報戦というところで、山崎さんにはすごくサポートしていただきました。
山崎:それもこれも、Nくんがある程度やり切って、じゃあ次に何をするか、という段階に入れたからです。
Nくん:過去問を依頼するとすぐに渡してくれたことがすごくありがたかったです。それも、結構古い年の問題までストックがあるので、本当に助かりました。いろいろな大学の問題を解いてみるのが大切だなと感じています。
今思えば、自分でもよくやれたなと思うのですが、複数の国立大学の過去問を、10年分やり切りました。だからこそ、浜松医科大学の2次試験に食らいつくことができたんだと思います。
担任から見て、どんな生徒でしたか
山﨑:芯が強い生徒だと思っていました。あいさつの声も大きいですし、誰に対してもフレンドリーに接していました。
単純に優しいというよりは、割り切っているんだろうな感じていました。今年で決めるという覚悟を持っているからこそ、あいさつの声も大きかったですし、やることも明確に見えていました。過去問も目的意識を持って、計画的にやり切ってくれました。少なくとも、1浪目とは覚悟が全然違いました。
覚悟が態度に出ていたんだろうなと感じています。勉強の仕方もそうですし、みんなに率先して話しかけていたのもそうです。「あれ? 同じクラスだったっけ?」と勘違いしそうになるくらい、いろいろな生徒さんと話していましたね(笑)。
今年は非常に既卒生の学び合いが活発でしたが、間違いなくNくんの影響も大きかったと思います。国立クラスの生徒さんたちが、のきなみセンター試験で得点率8割を超えるまでに学力を伸ばせたのは、Nくんのおかげではないでしょうか。競い合うようにテストを受けていましたから。